子どもが不登校になると学校に行ってないだけなんだけど、夜になると「あ~明日の朝も行くか行かないかの話しなくちゃいけないのかな」って憂うつになります。
もう!いいかげんスッキリしたい!全部投げ出してどこかに行ってしまいたくなるし、我関せずで好きしたらいいって突き放したくなったり。
精神状態は常に不安定で苦しいですよね。
わたしもそうでした。過去形で書くけど未だに苦しくなることがあります。
でもピークの時から考えたら穏やかな気持ちで過ごせるようになったし、登校していく子どもたちを見ていても泣けてくることもなくなりました。
散々悩んで苦しんだら、フッと気持ちが軽くなる瞬間があって「学校に行けないだけのこと」と思えました。
子どもが不登校なってからは解決したくて、なんとか学校に行ってほしくて、あれこれ調べたり本を読んだりしました。でもネットにも本にも答えはありませんでした。
不登校は子どもそれぞれ全部違うのだから当たり前です。
でもネットで調べたり本を読んだりしたことが全部ムダだったとは思っていません。
それは自分自身が多様な考えを知ることができたから。
不登校になったら人生の終わり
学校に行けないと将来苦労する
引きこもりになったら…
不登校への不安はいろいろありますよね、でも不登校でも生きていけるし、本人の気持ち次第で大学にも行ける、将来の夢を叶えることもできます。
だったら、本人が辛くて辛くて仕方ない学校に無理に行かせる必要はあるのか。
そんなことを思うようになって「ま、行けないものは仕方ない」と結論をだしました。
子どもたちにも「無理しないと行けないのなら行かなくてもいい」
学校にも「無理に登校させるつもりはありません」
と伝えてホッしたのを覚えています。
それからは子どもたちとの関係も良好で、学校への対応もずいぶん楽になりました。
結果、娘は中1~中3、息子は小5の終わりから小6まで不登校中は、行く行かないは本人に任せて「学校でこういう行事があるけどどうする?」と予定を話すだけで本人が行くと言えば学校と打ち合わせてピンポイントで登校できるように段取り。
朝は行くか行かないかも聞かず、好きにさせていましたね。
そして少しずつ子どもたちも中学進学、高校進学が見えてきて、これから先どうしていくのかを考えて行動するようになりました。
娘は通信制高校を選択して、その先のことも踏まえて大学に進学するためには何をすればいいのかを考えて実行しています。
息子は小6の終わりから中学進学に向けて勉強を始めていました。1年間のブランクを取り戻すことがどれだけ大変かを実感しているみたいですが、それでも自分なりに考えてみんなに追いつこうと頑張っています。
子どもたちは自分で動き出すと信じられないぐらいスムーズに進み始めます。
だから大丈夫。
もちろん急にすべてが順調にいくわけではありません、息子は毎日登校するのは無理だし、娘も気持ちが沈んで「わたしなんて…」と落ち込むこともあります。
でも、それでも進んでいます。
親にできることは、子どもたちが動き出すまで見守ること。
動き出すのに必要な力を溜める手伝いをすることかなと思っています。
うちの子たちもまだ見守りが必要だけど、子どもたちの力を信じて今日も見守っています。
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